熱帯魚・淡水魚

【アクアリウム】独特な美しさを持つ淡水魚ベタ。飼育が難しいベタの飼育方法とは

熱帯魚屋やホームセンターに行けばコップや袋に入れられて販売されているベタ、非常に綺麗で品種改良も進み様々な色や形のベタが販売されています。

初心者はその美しさからつい購入してしまうと思いますが、長生きさせられない方が大半だと思います。

実は飼育が簡単そうに見えて難しく、ベタ独特の飼育のポイントがあるのです。

飼育が難しいベタの飼い方

①ボトル飼育はお勧めしません!

ボトルの飼育では水量が少ないため水質が安定しません。水替えの頻度も高くなり、手間もかかるので初心者にはお勧めできません。

水温を保つのも苦労しますし、ヒーターを設置できないボトルは室温によって水温が変化します。水温の変化は、ベタに限らずどんな魚にも致命的なダメージを与えることを覚えておいてください。

水質、水温の不安定なボトル飼育は実は非常に難易度が高いので、初心者こそ水槽での飼育をお勧めします。

②水替えの注意点

ベタはこなれた古い水を好む傾向があり、初心者にボトル飼育をお勧めしないのはこのためです。

濾過器のついていないボトルは水質悪化が早く、頻繁に水を換えると新しい水に順応できないベタはどんどん体力を消耗します。

一般的に熱帯魚は毎週3分の1~4分の1の水を交換するのですが、ベタに関してはあてはまりません。出来るだけ水質を安定させて水替え頻度を押さえるのが飼育のポイントなのです。

③単独飼育

ベタのオスは非常に闘争心が強く、相手が動かなくなるまで戦い続けます。

闘魚と呼ばれることもある程で、その為、1つの水槽(ボトル)に単独飼育が基本です。
水槽(ボトル)を並べて設置する時も、隣のベタが見えないようにしてください。

また、増殖目的でメスを入れるときは、産卵用の巣(空気の泡を水面に固めたようなもの)を作り、受け入れ態勢が整っているか確認してください。
メスを入れた直後はよく観察して下さい。
相手がメスでもオスが殺してしまうことがあります。

上記の3点を守ればベタの飼育で失敗することは無いと思います。
こなれた水を使い、水質、水温を安定させれば初心者でも簡単に飼育できます。

餌はベタ専用のものが売られていますので、それをあげれば問題ありません。
ぜひ、チャレンジしてみて下さい。

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水の換え過ぎにも注意が必要。私のベタ飼育の失敗談!

当時、袋で売られているベタの美しさに惹かれてボトル飼育を始め、熱帯魚飼育の経験もあり飼育は簡単なイメージを持っていました。

しかし、毎日餌をあげて週に1回、3分の1の水を交換していましたが、半年ほどで失ってしまいました。何が原因か判りませんでしたが、思い切ってボトル飼育を諦めて水槽飼育に切り替えました。

30㎝のキューブ水槽砂利を敷いて流木と水草(アヌビアスナナ)を入れ、濾過器は外掛けフィルターを選択しました。

外掛けフィルターを選んだのは水流を弱くするコックが付いているためで、ベタは強い水流を好みません。

ヒーターもセットし、熱帯魚飼育としては完璧なセットでしたが、長生きはしません。
水質も水温も安定しており水替えもしっかり行っていたのに、全く原因が判りませんでした。

水の換え過ぎは逆効果!

そこで思い切ってベタ専門店に電話で相談してみると、「水の変え過ぎが原因です」、「こなれた古い水で飼育して下さ」との回答があり、これには驚きました。

一般的な熱帯魚は新しい水を好むのですがベタの場合は逆でした。
そこでpHの低下が無いか試験紙で確認しながら1か月に1回の水替えに変更し、換える量も5分の1に決めました。すると全く失うことが無くなりました!

水槽飼育に切り替えて水温を安定させ、こなれた水での飼育スタイルに変更したことでベタの飼育に成功したのです。

私のベタ増殖成功の秘訣

それからどっぷりベタの飼育にハマり、変わった色や模様の魚をコレクションをしたりと、どんどん水槽が増えていきました。

専用の棚を作って30cmのキューブ水槽を12個並べて、中には単独飼育された美しいベタが泳いでおり毎日眺めて癒されています。

安定飼育が出来るようになれば今度は増殖にチャレンジで、普段は水温を25℃に設定しているのですが、増殖のスイッチを入れるために27℃までゆっくり上げていきます。
メスがオスに追われた時に隠れ家となるココナッツシェルターを設置し、浮草も投入しました。

後はオスが水面に発情のサインである泡を作るのを待つだけです。
すると1匹のオスが朝起きたら浮草に絡まるように泡を作っていました。
このタイミングを逃さないようすぐにメスを準備し、お腹が膨らんだ個体(卵巣が発達した個体)をあらかじボトルに準備して、水槽の隣に設置します。

メスを見たオスは激しく威嚇しますが、3日ほどこの状態を続けて水槽に放ちます。
するとオスがメスを追いかけ、初めは逃げてばかりのメスですが次第にオスに追われて水面の泡付近へ移動します。
よく見るとメスのお腹に縞々模様が現れて、そしてそのまま産卵シーンへ。

産卵が終わるとすぐにメスを取り出し卵の世話はオスに任せ、3日ほどで孵化して泳ぎ出すようになれば稚魚を取り出します。
餌はブラインシュリンプを与え、スクスク育つ稚魚は、あっという間に大きくなりベタらしい姿になりました。

まとめ

以前は飼育すらまともに出来なかった私ですが、コツを掴んで増殖まで成功したのです。
ベタに合わせた飼育方法をきちんと理解すれば飼育は簡単です。
増殖も非常に簡単で、自分好みのベタを作り出す楽しみも味わえます。

気に入ったベタが居れば持ち帰り、水槽がどんどん増えていくのが悩みどころですが、この魅力は飼育した人だけが味わえる特権かもしれません。