熱帯魚・淡水魚

【アクアリウム】初心者でも失敗しないディスカスの飼育方法

熱帯魚ディスカスは「熱帯魚の王様」と呼ばれ、その名に恥じぬ美しさと優雅さをもった魚です。

私も幼い頃、レストランの水槽で泳ぐ優雅な姿と不思議な形のディスカスに魅了され、いつかは飼いたいと思っていました。

ディスカスとは南アメリカのアマゾン川原産の淡水魚で、観賞用熱帯魚として人気があります。 ~ウィキペディアより~

ディスカスの人気はとてもあるのですが、実は飼育は難しく上級者向けと言われています。

実際私も苦戦をしたことがあります。

今回は初心者でも失敗しないディスカスの飼育方法についてまとめていきたいと思います。

ディスカスの魅力

ディスカスは南アメリカのアマゾン川に生息する魚です。名前の由来は円盤(Disc)からきています。
熱帯魚の王様とも呼ばれています。

色鮮やかなカラーに優雅な泳ぎはアクアリストなら一度は憧れる存在です。
以前は飼育の難しい魚としても有名でした。
しかし、最近では飼育方法も確立されつつあるので少し勉強すれば増殖も楽しめる魚になりました。

そんなディスカス最大の魅力は何と言っても子育てをする魚という点です。
魚は卵を産んで放置するのが一般的ですがディスカスは違います。卵が孵化するまで親がしっかり守ります。

そして稚魚が生まれると体表からディスカスミルクと呼ばれる栄養を与えるのです。
非常に神秘的なシーンでアクアリストなら一度は目にしてみたいと思う程です。

また、ディスカスはコレクション性の高い魚です。
天然採取のワイルド物は地域による個体差が大きいので同じ魚を見掛けることはありません。

品種改良されたブリードものは一般的にショップで見かける種類だけでも軽く20を超えています。
ワイルド物、ブリード物、それぞれ異なった魅力が楽しめるので自分だけのコレクションを作ることが出来ます。
魅力たっぷり魚だからこそ、時代が変わってもアクアリスト憧れの魚と言われているのです。

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ディスカスの種類

レッドロイヤルブルー・ディスカス

赤味がかった体表にネオンブルーが合わさった美しい魚です。
見掛ける機会も多く日本で人気の品種です。

ピジョンブラッド・ディスカス

オレンジの体表が美しい魚です。
飼い込むと赤い色も乗ってきますから非常に美しく仕上がります。

ブルーダイヤモンド・ディスカス

混ざりのない真っ青な色が特徴の魚です。
水槽の中でも目立つ存在ですから1匹泳がせるだけで水槽がぐっと引き締まります。

レッドメロン・ディスカス

鮮やかな赤色に顔の周辺だけがオレンジ色に輝きます。
美しさと可愛さを兼ね備えた品種で日本でも人気があります。

ブリリアント・ターゴイズ・ディスカス

青みがかった体表に黄土色のバンドがイレギュラーに入る魚です。
立体的な柄を感じることが出来るので独特の雰囲気を持っています。

ロイヤルブルー・ヘッケル・ディスカス

青く輝く体表に赤のラインがびっしりと入った美しい魚です。
高価な品種ですからマニアなら1匹は泳がせてみたいと憧れます。

ワイルドディスカス

品種改良された魚に比べて地味に見えます。
しかし、各個体共に個性がありますし何と言ってもこのワイルドさはブリード物では味わえません。

上記以外には沢山の品種が売られています。
同じ品種でも違う魚のように見えるほどバリエーション豊かです。
自分好みの魚を探してみて下さい。

ディスカスの飼育が初心者に向かない理由とは?

Ⅰ水質管理

ディスカスがなぜ熱帯魚初心者に向かない魚かというと、「水質の管理」が特に難しい魚だからです。水質に凄く敏感で水質が悪くなると病気にかかったりします。

なので飼育のポイントは水を綺麗に保ち、エサをしっかりあげることです。ただ、餌を多くあげるということは水が汚れやすいということでもあり、こまめな清掃が必要です。

Ⅱ気性が激しい魚

また、ディスカスは他の魚との相性も重要で、気にくわない魚に対しては攻撃的になります。

その為新しく魚を迎え入れるときは注意が必要です。新しく魚を迎える際はビニル袋に入ったまま水槽に入れてみてディスカスの反応をみて判断するのが良いかと思います。

それに加えてディスカスは縄張り意識が強い魚のため、同種であるディスカスに対しても、いじめのような攻撃をすることがあります。
こうなってしまうと弱い方のディスカスは日々弱っていき亡くなるというケースも発生してしまいます。

飼育する側が神経を使ってしまうため、慣れない初心者の方がディスカスを飼育するのには向かないと言われる理由です。

初心者でも失敗しないディスカスの飼育のコツとは

Ⅰ気性が激しいのに単独より複数

神経質なディスカスですが最初に水槽に迎え入れてしまえばその水槽のボスのように前面で優雅に泳ぐ姿を見せてくれると思います。
なので初期メンバーとして迎えてあげることもポイントかもしれないです。

そんな我が物顔のディスカスですが、群れで生活をします。単独ですと実は怖がりで不安がるそんな魚でもあります。
単独での飼育ではなく、複数で飼育するようにしましょう。

Ⅱ水槽の清掃、水交換の徹底

重要な飼育のポイントとしては水をきれいに保つこと。水の交換は週に1・2回は必ず行うこと。1回の水交換は1/2くらいにしましょう。

これは面倒ではありますが飼育に限らず、アクアリウムとして見て楽しむためにも水槽がきれいに越したことはないですよね。

そのためにも水槽をきれいに保ってあげることがディスカスに限らずどんな魚にとってもプラスになると思います。

水温は27℃くらいにしましょう。水槽は大き目の方が良いですね、小さいと水も汚れやすくなります。

体調を崩しやすい魚ですから出来るだけ温度変化が少ないようにして下さい。

ヒーターが入っていれば冬場は問題ありません。
夏場に関しては水温が上がり過ぎない様エアコンを入れることをお勧めします。

水温が急変するのは水替えの時です。
必ず注水する前に水槽と温度を合わせるようにして下さい。

水質は弱酸性を好みます。
この水質ですと体調も崩しませんし最高の発色を見せてくれるはずです。

中性よりpHが下がらない場合はピートモスを濾過槽に入れてあげれば良いです。
薬品でpHをコントロールする商品も売られていますが出来るだけ天然素材を使用して下さい。
徐々に水質が変化する分には問題ありませんが急変させると失うことにつながります。

体色が黒ずんで底に沈むようになった場合、立て直すのが非常に難しいので注意が必要です。
水質が急変する理由は様々ですが一番は食べ残した餌の腐敗です。

特に砂利の中に貯まった残餌は注意が必要です。
対策として見た目は寂しくなりますがベアタンクと呼ばれる砂利を敷かない飼育方法をお勧めします。
残餌やゴミが目で判りますしスポイトで吸い出すのも簡単です。

水温と水質をしっかり管理してあげることが長期飼育のポイントです。

そしてエサはしっかりあげることが大事。人になついてくると水槽の近くに寄るとエサがもらえると思って寄ってくる姿はかわいいものですが、もちろんあげすぎもよくありません。
適量を与えて気が立たないよう管理してあげることが大切だと思います。

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Ⅲあまりレイアウトを変えないようにしよう

また、神経質で繊細なディスカスにはあまり環境を変えないことも大切なポイントだと思います。

水槽の環境を整えることは他の魚にとってプラスになりますがディスカスには少し慎重になったほうが良いかもしれません。

気難しいディスカスではありますが、神経質だという性質をを最初から理解して付き合うとその姿も可愛らしく、色々とかいがいしく世話をしてあげたくなるかと思います。

なので飼育のコツは愛情を持って接することですね。手がかかるほど可愛いってやつです。(ディスカスに限ったことではありませんが)

ディスカス飼育で失敗した体験

混泳には十分注意しよう

先に述べたようにディスカスの混泳には十分注意が必要です。小さい魚や、エビなどは食べちゃうので極力避けた方が良いかと思います。

私がまず失敗してしまったのは新しい魚を迎える際にいきなり水槽に放ってしまってディスカスが他の魚を突いてしまったことです。

神経質で気にくわないと攻撃的になるディスカスの性格をまざまざと見せつけられました。

それからは学んで、新しい魚を迎え入れる際にはまずは水槽にビニール袋浮かべて入れ、慣れさせてから水槽に入れるようになりました。

ディスカスにとっても新しい魚にとっても大切なことと思い、新しい魚を水槽に放つ時は十分気を付けるようになりました。

それからはトラブルもなくなんと卵の孵化にも成長し小さなかわいいディスカスも飼うことができました。

ディスカスは稚魚を育てる魚なのでぜひ増殖にチャレンジしてみてください。親の周りを一緒に泳ぐ姿がとても可愛らしいです。

水質による失敗

別水槽でもディスカスを育てていて、水草水槽で小型魚を飼育していました。
経験も増えてきたので憧れのディスカスに手を出しました。
購入したのはレッドロイヤルブルー・ディスカス1匹です。

水質の急変に弱いことは知っていたのでバケツの中で泳がせてエアレーションしました。
そして水槽の水を1滴ずつ点滴のようにチューブから落として水合わせをしました。

水槽に放つと優雅に泳ぎ回っています。
翌日、餌をあげるとしっかり水面にまで上がってきて食べたので安心しました。

2週間ほどして気付いたのですが体色が少し色あせています。
気のせいかと思って放置していると黒ずんだ色のようになって底に沈んでしまいました。
今まで魚の体調を見ながら水を変えていたのでこんな経験は初めてです。

慌てて水質をチェックできる薬品を買いに行きました。
測定してみるとpHが4.5です。
他の魚は体力もあって元気なだけだったようです。

翌日、残念ながらディスカスは動かなくなりました。

この経験から定期的に水質をチェックするクセを付けました。
薬品でのチェックはコスパが悪いのでpHメーターを設置して随時変化を目視できるようにしました。
そこで判ったのがpHの落ちが早いという事です。

自分なりに考えてたどり着いた原因が砂利の中に貯まったヘドロです。
水草を植えているので清掃が行き届きません。

そこで、思い切って砂利をすべて出してベアタンクに変更です。

水草は素焼きの鉢に植えて取り出して洗浄できるように工夫しました。
大きなごみを定期的にスポイトで吸い出して管理するようにしたらpHが安定するようになりました。

水槽に貯まった汚れがpHを急変させることを教えてくれた経験です。

まとめ

ディスカスは神経質で攻撃的な一面もありますが、独特な形と優雅な泳ぎ姿はとても魅力的です。

可愛いと思って飼育を始めたのであればよく観察し、愛情をもって接して上げれば水槽の環境は整い、魚もイキイキとするかと思います。

水質管理、混泳と手間がかかる熱帯魚ですが、飼いごたえがあるとも言えます。ぜひディスカスの飼育に挑戦してみてください。