熱帯魚・淡水魚

【アクアリウム】うなぎの飼育のコツとは。食べるだけじゃない、うなぎの魅力。

実は私が飼っている淡水魚に「うなぎ」があります。

「うなぎ」と聞くと「蒲焼」や「ひつまぶし」など食用としてのイメージが強いですが、蛇のようなウニョウニョした泳ぎ方は、小さい熱帯魚ではみる事のできない迫力と、独特の魅力があります。

少し飼育するのに大変なこともありますが、育ててみると楽しいです。でも愛着がわくと大変!

・・・・・うなぎが食べられなくなりますよ。

うなぎの生態について

うなぎを上手に飼育するために、うなぎの生態について勉強しましょう。実はうなぎの生態は今も解明されていない謎が多く研究の対象とされています。

例えば天然うなぎの卵が世界で発見されたのはごく最近のことです。しかも日本の研究チームが世界で最初の発見をしました。

海水域で卵から数日で孵化し、半年の時を経て稚魚のシラスウナギとなります。その後淡水魚として川で5年~10年生活し、再び海に戻り卵を産卵するという流れです。

うなぎは日本全域の河川・湖に生息しています。代表的なのはニホンウナギとオオウナギ。

Ⅰうなぎの特徴

うなぎは温かい水を好みます。20度~25度くらいがいいですね。低温になると冬眠状態になり動きが無くなり、食事も摂らなくなります。

またうなぎは夜行性で日中は岩の隙間などに隠れています。なのでうなぎ釣りの場合は日没後の夜釣りが良いです。アクアリウムでも夜活発に動きます。

うなぎの凄いところは、皮膚呼吸ができることです。通常の魚などはエラでしか呼吸できませんが、うなぎは皮膚呼吸ができるため陸に上がってもしばらく生き続けることができます。

うなぎは蛇のようにニョロニョロしており、また体中粘々とした粘膜で覆われています。これは皮膚呼吸に役立っており、また乾燥を防ぐためと言われています。

うなぎは雌雄同体。オスでもありメスでもあります。見た目で判断することができません。

Ⅱうなぎの食性

孵化後からシラスウナギになるまでは海中のプランクトンを食べて成長すると言われています。

シラスウナギになるとミミズ・冷凍アカムシなどを食べます。

その後大きく成長すると雑食性でエビ、貝類、小魚など何でも食べてしまうので驚きです。というのもうなぎは目が弱くそのため嗅覚が非常に発達しているので、獲物を見つけるのが得意のようです。

Ⅲうなぎの飼育について

稚魚からを育てるのは未だ解明されていない部分があるので、非常に難易度が高いうなぎですが、ある程度育ったうなぎなら飼育はそこまで難しくありません。ただ飼育する上での注意点は幾つかあります。

難易度が低いのは飼育するための機材も通常の淡水魚を飼うもので足りますし、水質変化に強い生き物だからです。

ただ、成長すると縄張り意識が強くなり、攻撃性が増しますので単独飼育をお勧めします。他の魚と混泳も注意深く観察が必要です。

うなぎに限らず魚が傷つくとそこから菌が入り病気になる可能性があります。噛みつくなどの攻撃をするようであれば、混泳は諦めて別水槽で飼育するようにしましょう。

Ⅳうなぎの入手方法について

頻繁にあるものではありませんがお店で稚魚が買えます。もしくは野生のものを釣って飼育するかによりますが、野生のものは病気を持ってたりする可能性があるのでお店で購入することをお勧めします。

下記で紹介する動画にもありますが、お店でどのような餌で飼育されているかも重要です。

極力人工餌で飼育されているうなぎを購入したほうが良いのですが、ほとんどは冷凍アカムシなどで飼育されています。そうなるとなかなか人工餌で飼育するのが難しくなります。

餌として何を与えているか店員さんに聞いてみましょう。

うなぎ飼育のポイント・難しいところは?

比較的飼育が簡単と言われるうなぎですが、うなぎ飼育の難しい点は大きく2つあります。

Ⅰうなぎの餌やり・人工餌を与えれるようになるまでが難しい

一つ目がうなぎは「肉食」という点です。うなぎは基本的に肉食ですので餌も肉食用の餌が必要になります。

慣れてくれば人工餌も食べてくれますが、稚魚や野生から獲ってきたばかりの頃はなかなか食べてくれません。少しずつ慣れさせる必要があります。

一度餌に対して嫌悪を抱くとなかなか食べなくなります。そうなると飼育がかなり難しくなります。

人工餌にこだわる必要はありませんが、その分餌代が高額になるのは覚悟しましょう。

Ⅱ水カビ病になりやすい

二つ目は「水カビ病」という病気です。水温が低くなると、砂利や流木の擦れた部分に水カビが発生し、うなぎが水カビ病にかかる事があります。そのため、水温管理が重要になります。

水カビ病はうなぎだけではなく、他の魚でも感染します。外傷など傷に感染することが多く、うなぎは皮膚が弱いため傷つきやすいので感染しやすいのです。

水カビ病とは感染を原因とする魚類の感染症の総称。原因菌によってミズカビ病、ワタカビ病、アファノマイセス病と呼ばれる。外傷やほかの寄生虫によって傷ついた場所に菌がついて発症し、外観に綿毛状の菌糸体を形成、炎症を発生させる。

治療にはマラカイトグリーンが有効であるが、2005年に食用の養殖魚への使用が出来なくなった観賞魚の治療薬としてはマラカイトグリーンの他にメチレンブルーなどが用いられる。                  〜ウィキペディアより〜

うなぎの飼育を失敗しないために私が取り組んだこと

Ⅰ人工餌は徐々に与えよう

1つ目の大変なポイントだった餌については、最初はミミズ・冷凍アカムシなどを与えていき、飼育環境に慣れてきたら徐々にミミズや冷凍アカムシなどの餌に人工餌を混ぜて与えていきました。

そうすることにより、徐々に人工餌の味に慣れさせていく事ができます。徐々にというのがポイントです。

うなぎは数か月食事をしなくても生きていける生物です。しかし、無理に人工餌を覚えさせようとするとストレスなのか全く食事をしなくなります。決して無理はいけません。

食事をしなくなったら水温にも注意しましょう。季節が変わり水温が下がりすぎた場合には水温調整を行いましょう。温度が低いと活動が鈍ります。

様子を見ながら人工餌の配分を多くすることにより最終的には人工餌のみで飼育する事が可能になっていきました。

また、餌の入手方法も少し大変でした。ペットショップなどに肉食用の餌がない場合は、釣具店で生餌を買ってきたり、自分で近くの山や田んぼや畑でミミズを取ったりして餌を集めていました。

うなぎの飼育には「秀峰Ch」様の動画を拝見させて頂いて勉強しました。
餌やり、レイアウト、清掃方法などとても参考になります。この動画以外にもうなぎ飼育動画たくさんありますのでぜひご覧ください。

Ⅱ水カビ対策は頻繁な観察と迅速な対応で

2つ目の大変なポイントである水カビ病については、常に水槽の様子を観察して、砂利や流木に水カビがついていたらピンセットやスポイトで水カビをとっていきました。
また、水カビが酷くなってきたら、水槽の水を一度全部取り替えて入れれば対策になります。

もう一つは、「うなぎ」の方に水カビが発生していることを常にチェックする事が対策の一つになります。

うなぎは夜行性なので、日中に水カビなどをチェックするのは難しいですが、水槽の周りを暗くして、うなぎがよく活動する環境を作る事が大切です。少し面倒ではありますが、暗幕を使って暗闇を作ることも有効でした。

万が一水カビ病を発症してしまった場合には、上記に記載したマラカイトグリーンやメチレンブルーなどを使用し、浴薬することをお勧めします。その際には取り扱い説明書をよく読み間違った使用をしないように十分ご注意ください。薬の投薬は規定よりも弱めに使用し様子をみるようにしましょう。

注意点として薬液はどうしても水質を悪くします。浴液したら早めの水換えが必要です。
最も良い水カビ対策としてはやはり綺麗な水質を保つということですので頻繁に水換えをしましょう。

皮膚に付いたカビを除去することも可能です。綿棒など柔らかいもので取ってあげますが、力加減には注意しましょう。助けるつもりが傷つけてしまっては本末転倒となります。

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うなぎを飼育するために必要な水槽

うなぎは成長すると20cmを超えるので、120cmの大型の水槽が必要となってきます。

水槽をインターネットで買ったのですが、実際に家に置いてみると意外に大きかったので設置場所に困りました。

また水を入れるとかなりの重量になるので、マンションやアパートなどの賃貸住宅に住われている方は床やフローリングの状態などよく確認し、重量物が置かれても問題ないかチェックする必要があります。

うなぎは身体能力が高いので壁面の高い水槽も必要となってきます。水槽には蓋をしましょう。

前述したとおり、うなぎは日中は岩の隙間などで隠れて生活をします。パイプでトンネルを作る、身体を隠すことができる砂場を敷いてあげましょう。

身体を隠すことができないとストレス過多になり良くありません。

もともと水質には強い方なので、頻繁に清掃の必要はありませんが、糞などが大量に溜まるとそこからカビ・病気となりますので、ある程度の周期をもって清掃を行うようにしましょう。

まとめ

淡水魚の中でも比較的珍しい部類となるうなぎですが、独特の泳ぎ方や成長など惹かれる点もあり、興味がある方にはおすすめの淡水魚になります。

最初は警戒されるなどありますが、次第に人にも慣れ、懐いてくれるようになります。

アクアリウムというと熱帯雨林などの水槽を作る方が多いですが、日本古来の水域をイメージした水槽を作りたいのであればうなぎを泳がせるということも面白いと思います。

その場合は記事内の動画を参考に水流を生かし、うなぎが泳ぎたくなるように仕向ける工夫が必要です。

まだまだ謎が多いうなぎですが、かわいいペットとしてぜひ飼育してみてください。