アクアリウム初心者でも飼いやすい。ドクターフィッシュの飼育方法。
ドクターフィッシュは、良く温泉施設などで足を入れて角質を食べてくれる印象があります。
実際に足や手を入れると、その小さな魚が群がるように角質を食べてくれるという魚で、テレビなどでも有名なので見たことある方も多いと思います。
こちらの魚は実は、自宅の水槽でも飼育出来る熱帯魚なんですね。
そして、とても強い魚で、水槽のコケなども綺麗に食べてくれますので掃除係として飼育しても良い熱帯魚になります。
値段も1匹150円くらいと安価で、ドクターフィッシュは子供に人気もあり、初心者の方でも飼育しやすい方なので挑戦しても良いと思います。
飼育する水槽
飼育設備に関しては、小型の水槽でも問題ないのですが、他の種類の熱帯魚と一緒に飼育すると、お腹がすいてくると他の魚を攻撃してしまう性格なので、注意が必要です。
そして、この魚は凄く元気な熱帯魚なので、水槽から飛び出してしまうという事がよくありますので、水槽の蓋も一緒に買いそろえておくと良いでしょう。
設備
フィルターは、ろ過能力のある物が必要で、水温が低いと弱ってしまうので、ヒーターは必須になります。
実は、ドクターフィッシュの適温は30度の温かい水となりますので、そのようにヒーターも設定しましょう。
このような水温になるので、良く温泉地などで見かけるという理由はその水温の高い所にもあります。
【飼育しやすい魚に慣れたら難しい魚にも挑戦してみよう】

餌
エサに関しては、水槽の中のコケなども食べてくれる掃除係ですが、その他は人工飼料なら植物系の物で沈降性のエサが良いと思います。
角質もエサとして食べてくれますが、それだけでは栄養不足になりますので、必ず人工飼料も与えてください。
水替え
水換えに関しては、水質には強い魚ですが、一応目安としては2週間に一度は水槽の3分の1くらいの水を換えていきましょう。
ドクターフィッシュの飼育で学んだメリットや注意点
熱帯魚の飼育の初心者だった頃、その当時テレビなどで流行っていたドクターフィッシュは、熱帯魚屋で売られていたので凄く興味を持ち飼育する事にしました。
当時は確か水族館でドクターフィッシュ体験というのもやっていて、足を入れると群がってくれて凄く気持ちいのか、くすぐったいのか、小さくて可愛いかったので飼育も考えました。
人の表皮を食べる!
飼育するにあたって、ドクターフィッシュは何故人間の角質をエサにしたりするのか?など気になる点もあり調べてみました。
また温かい水(30℃)を好み、その環境ではエサが存在せず、そんな時にたまたま人間の足があったので空腹だったドクターフィッシュは人間の角質を食べてみたそうです。
余り有力な説とは言えませんが、いまだ解明されていないそうです。
ヒーリング効果
この魚に、足の角質などを食べさせるという事は「ヒーリング」効果や、「マッサージ」効果や、「リラクゼーション」効果などがあるとされていたりします。
また、アトピー性皮膚炎などにも効果があるとの事で、ドイツなどでは医療行為として認識されいるそうです。
危険度
しかし、調べを進めると、その行為は感染症も発症する可能性もあるとの事で、もしも足に傷などがあると、その傷口から細菌による感染症に掛かってしまったりします。
水虫も感染してしまうとも言われていますので、注意が必要ですね。
ドクターフィッシュを体験した後は除菌シートなどで足のケアもしておいた方が良いかもしれません。
中国での話
中国でもドクターフィッシュが人気になり、なんと10年間足を洗っていない男性が、そのドクターフィッシュを体験した際には、その角質を食べてしまったドクターフィッシュが殲滅してしまったという事件が起きたそうです。
ニュースに、私が思ったこと
このニュースを聞いて、私はドクターフィッシュが本当に角質を好んで食べているのかという事が疑問に思いました。
最初に食べてしまった経緯としては、空腹で温水の環境でエサも無かったのでしょうが、なくなく人間の足の角質を食べ始めたのかなと思いました。
その為に現在ではその愛らしさが人気になり、角質を食べさせられているような環境になってしまったのでは?と想像すると少し複雑な思いです。
飼育する心構え
熱帯魚として鑑賞するにしても凄く可愛い魚なので、そのような人間の角質だけを食べるような熱帯魚では無いと、思って飼育するようにしました。
特に人間の角質を与えなくても、ドクターフィッシュは雑食なので、魚のエサなら何でも食べてくれますので、そのように飼育するのが良い思といます。
まとめ
人の角質を食べるというのは、医学的な根拠もあり皮膚病にも効果があるので、そのような所は期待したい所で、今はドクターフィッシュに対して敬意を持ち、頑張ってくれているのだと思うようにしています。
他にそのような魚も存在しないので、飼育する上でも楽しめると思います。
また、角質を食べるのは子供の頃だけしか食べないそうです。
大人のドクターフィッシュになると、もう飽きてしまうのか、足などに噛みついてしまい危険なのではないか?という想像もできます。
可愛いドクターフィッシュなので、ちゃんと飼育してあげましょう。